20150623

第六回 日本画無料講座 絵皿と小物の種類と準備  日本画の描き方

絵皿

日本画で使用する絵皿は白磁の皿を使います。

あるいはプラスチックの絵皿という皿状のパレットを使います。

本格的に日本画を描かれるのであれば、小さい絵皿を10枚は買っておいたほうがよいでしょう。







梅皿

梅の形をした6色程度を一度に出せる陶器またはプラスチックの絵皿です。

いかにも和風の皿で一見便利そうですが、日本画ではあまり出番がないです。

なぜなら日本画は出した絵の具を捨てずにそのまま皿に保存しておくからです。

見た目が便利そうなので筆者も初心者の頃は大と小を購入しました。

毎回使い切る量だけ絵具を入れることが梅皿の使い方のポイントです。







筆洗

陶器のもの、プラスチックのもの、どれでも使えます。

お湯を入れて使うのであれば、陶器のほうがよいでしょう。







膠鍋

膠という接着剤を作るために使う鍋のことです。

動物や魚などのコラーゲンを抽出して固めたものが膠で接着効果がありす。

はじめは小さい膠鍋のほうがよいでしょう。







電熱器

ぬるま湯を作るのに必要となります。
熱すぎない温度で膠を溶かせるものがよいでしょう。






筆入れ・巻簾・筆掛け

絵筆を収納する道具です。

お寿司の巻簾のようなものに巻いて収納したりします。








保温ポット

冬季には膠を温めるために湯が必要となります。

ステンレスの保温ポットに湯を入れて日本画の稽古場まで持っていくのもよいでしょう。





乳鉢

天然岩絵の具で描かれるのであれば、乳鉢は必ず必要です。

胡粉の粉末を摺るために必要です。

とりあえず、中サイズが1個あればよいでしょう。