文字を書くだけでなく、水墨画や日本画にも墨は使われています。
日本画では直接必要ないかもしれませんが、日本画に必要な教養として、墨の知識は必要です。
墨の産地
奈良県は墨の産地でかの有名な呉竹も奈良県の企業です。三重県の鈴鹿墨も有名です。
墨の種類について
墨は大きく分けて、2種類あります。
松煙墨:松の木を燃やしてできた墨です。青墨ともいいます。
油煙墨:植物油や石油を燃やしてできた墨です。茶系統の墨です。
日本画では墨の使用頻度は低いので、少量の墨汁でも十分です。
墨選びのポイント
既製品の墨汁には塩を使っているものもありますので、絵具の錆を予防するためにも無塩の製品をお勧めします。藍墨も耐光性がありませんので、長期に残される作品にはご注意してください。
よくない墨は、おろしたときにガリガリと音がします。
よい墨は、伸びがよろしいです。
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蘭奢待(らんじゃたい)とは、正倉院で保存されている織田信長が切り取ったといわれる名香木のことです。 |
硯について
硯(すずり)は墨をするための道具で、値段はピンからキリまであります。
古いおうちは、家の中を探せば硯が出てくるかもしれません。
何も知らなくても、「端渓硯」という言葉だけは覚えておきましょう。
「端渓硯」は中国で最高級の硯で有名です。
年数が経過したものには、骨董品としてプレミアがつくこともあるそうです。
wikipediaから少々拝借しますと・・・
代表的な和硯
山口県宇部市の赤間石
宮城県石巻市の雄勝石
三重県熊野市の那智黒石
山梨県早川町雨畑の玄晶石(粘板岩)等が有名です。
その中でも赤間石との雄勝石の二つは百年以上の歴史があり、国の伝統工芸品指定を受けています。しかし雄勝石は2011年3月の東日本大震災で石巻市の旧雄勝町地域が大きな損害を受け生産が停止したため、入手は困難になりました。
代表的な中国硯
端渓硯には採掘される坑によって以下のようなランクがあります。
老坑: 最高級の硯材。ここの一定の範囲から産出する硯材のみを「水巌」と称することが主である。
坑仔巌: 老坑に次ぐ。
麻仔坑: かつては老坑に匹敵するという評価もされた。
宋坑: 宋代に開発開始。比較的安価。
梅花坑: 色合いに趣はあるが硯材としては下級。
緑石坑: 現代物はあまり良質ではない。
古いおうちは、家の中を探せば硯が出てくるかもしれません。
何も知らなくても、「端渓硯」という言葉だけは覚えておきましょう。
「端渓硯」は中国で最高級の硯で有名です。
年数が経過したものには、骨董品としてプレミアがつくこともあるそうです。
wikipediaから少々拝借しますと・・・
代表的な和硯
山口県宇部市の赤間石
宮城県石巻市の雄勝石
三重県熊野市の那智黒石
山梨県早川町雨畑の玄晶石(粘板岩)等が有名です。
その中でも赤間石との雄勝石の二つは百年以上の歴史があり、国の伝統工芸品指定を受けています。しかし雄勝石は2011年3月の東日本大震災で石巻市の旧雄勝町地域が大きな損害を受け生産が停止したため、入手は困難になりました。
代表的な中国硯
端渓硯には採掘される坑によって以下のようなランクがあります。
老坑: 最高級の硯材。ここの一定の範囲から産出する硯材のみを「水巌」と称することが主である。
坑仔巌: 老坑に次ぐ。
麻仔坑: かつては老坑に匹敵するという評価もされた。
宋坑: 宋代に開発開始。比較的安価。
梅花坑: 色合いに趣はあるが硯材としては下級。
緑石坑: 現代物はあまり良質ではない。
墨の保管方法
紫外線と湿気を避け、涼しくて暗いところで保管します。
日本画の保管と同様に大事にします。
日本画での墨の用法
日本画での墨の使い方はさまざまですが、ごく少量を混ぜて色の鮮やかさを抑えたり、たらし込み技法に使ったりとさまざまです。どんな場面で使われているのか、過去の先達から学んだり、ご自分で新しい方法を考えてみましょう。
墨をお求めの方におすすめのリンク
書道 篆刻 写経用品「弘梅堂」・・・多種類の墨を揃えておられるお店です。