20150725

ナカガワ胡粉と吉祥 岩絵の具について 第三十回日本画無料講座

日本画絵具の製造販売メーカーについて
きょうは、特に初心者が混乱する日本画天然岩絵具新岩絵具のメーカーについて調べてみました。筆者も初心者の頃は、○○店で買うと割引が受けられる、などと先生ご用達のお店で買うことをすすめられました。でも薄々は岩絵具の製造メーカーは一社ではないと思い始め、ではどうすれば先生が指名した岩絵具を通信販売で買えるか困り果てました。

新岩絵具となると先生に同じ色名でも持っている色と全然違うという怪訝な顔をされるときがあります。筆者も困惑している状況に変わりありません。どうやら絵具は製造時期によって同じ名前でも色が異なるようです。

有名なナカガワ胡粉のほかには吉祥というメーカーの岩絵具がありまして、吉祥もまた新岩絵具で天然では得難い色を作られています。ナカガワ胡粉のほうは商店に瓶で卸して量り売りをされていたり小瓶入りのたくさんの色がずらりとお店においてありますね。

画材店で日本画絵具の小瓶がずらりと並んだ光景は日本画家にとっては唾涎ものですね。


ナカガワ胡粉株式会社

明治30(1867)年に創業された会社で京都府の宇治市に本社があるようす。日本画の絵具メーカーとしては最大数の色を作られています。(会社概要から引用)

日本ではじめて新岩絵具を発明された会社のようです。


ナカガワの小瓶入り岩絵具の取扱店



株式会社吉祥

古くは明治43(1879)年に遡るそうです。初代は松吉商店として和紙・染色材料・美術書籍を扱っており、昭和45年から日本画チューブ絵具と水干絵具の製造販売をはじめ、昭和50年に社名を「株式会社吉祥」に改められたそうです。画材小売業のほうは昭和54年に「松吉画材」に改め画材やオフィス用品を扱っているそうです。
(会社概要から引用)


吉祥の小瓶入り岩絵具の取扱店


絵具屋三吉・ウエマツ

よくわかる今の絵画材料」によると、昭和7(1932)年に「上松大雅堂」から上田氏が独立起業したお店です。京都造形芸術大学のHPによると、絵具屋三吉とウエマツ画材店の社長は同じ上田邦介氏という方で、皆さんもご存じのように「絵具屋三吉」というネットショップも営業しています。樹脂の日本画メディウムは三吉のオリジナルで珍しい砂も扱っています。

放光堂

京都に行かれるときは、一度は訪れてみたい、天然の岩絵具を作られて販売しておられるお店です。庶民には買えない絵具ばかりで高級品です!


ホルベイン工業株式会社

ホルベインも近年日本画絵具に参入しました。ホルベインは優彩という水晶末に耐光性のある顔料でコーティングした日本画用絵具を製造・販売しています。


いずれも耐光性、耐久性の評価については非公開のようです。
ホルベインの優彩を扱っています。

20150722

第二十九回 日本画無料講座 胡粉と方解末、軽石、タルク 日本画画材

日本画絵具の胡粉と方解末、軽石、タルクとは?

今日は、日本画に欠かせない胡粉について学びたいと思います。

胡粉(ごふん)

現在の胡粉とは白色の顔料で炭酸カルシウムを主体とする絵具です。
古くから世界中で白色顔料として使われてきました。
日本にはシルクロードを伝って胡粉が伝えられ、
古くは奈良時代に鉛白を胡粉と呼んでいました。

室町以降の胡粉

室町時代からは牡蠣などの貝殻を砕いた胡粉が好まれるようになり、
胡粉といえば牡蠣殻を粉末にしたもののことを意味するようになりました。

イタボガキの胡粉

胡粉といえばこれをイメージする方も多いのではないでしょうか。10年以上風雨に晒し、
表面を研磨して石臼で挽きます。ナカガワ胡粉が販売されているようです。
(イタボガキから造る胡粉参考HP

イタボガキは瀬戸内海で獲れていたそうなんですが、
今では貝が絶えてしまいもう得られないそうでイタボガキの胡粉生産も在庫限りで終わられる予定のようです。

気になって調べたところ、昔は日本の沿岸によくある貝だったそうなのですが、
1980年代中ごろを最後に忽然と姿を消し、ほとんど絶滅してしまったようです。
ほかにもいろんな貝類が姿を消したそうです。
もしかしたら山からのの養分が土砂とともに沿岸に流れなくなったことが影響しているのかもしれませんね。
日本沿岸の砂浜を形成している原料のひとつが川からの砂であり、その供給が絶たれていることは砂浜の減少や干潟や浅瀬の生物の絶滅や減少とも関係ありそうです。
巡り巡って遠洋の生態や漁にも影響がありそうですね。
2014年大分県の岩本水産でイタボガキの養殖に成功したそうです。

ホタテ貝の胡粉

帆立貝から作られた胡粉です。上羽絵惣がネイル向けに製造しているようですが、画材としては詳しくはわかりません。

現在の胡粉

貝殻から製造した胡粉を含め、
貝化石などの重質炭酸カルシウムを原料とする岩石を胡粉というようになりました。

重質炭酸カルシウム岩石の胡粉

いわゆる石灰岩のことです。古代の貝化石です。
皮肉にも日本画家にとって必要な山を醜く削って作られる顔料です。
方解石(方解末)や大理石(岩胡粉)も石灰石のひとつです。

方解末

方解石の粉末です。安価な白色顔料です。寒水石とも。

方解石(ほうかいせき、calcite、カルサイト)は、鉱物(炭酸塩鉱物)の一種です。
組成は炭酸カルシウム(CaCO3)。
石灰岩の主成分鉱物で、鉱石として扱われる場合は石灰石、石材として扱われる場合は大理石と呼ばれます。
(wikipediaより引用)

白土(シリカ)(SiO2)とは組成が異なる。

岩胡粉

大理石の粉末です。

結晶質石灰岩(けっしょうしつせっかいがん、英: crystalline limestone)と呼ばれる。石灰岩がマグマの熱を受けて接触変成作用で再結晶したもので、変成岩の一種である。主な構成鉱物は方解石です

楽天市場で岩胡粉を見てみる→

三吉絵具の胡粉

原材料が明記されていませんので、問い合わせてみないとわかりません。
商品説明に「岩を~」と書いてありましたので、岩系の胡粉かもしれません。

盛上胡粉(貝原料)

その名の通り、画面を盛るための胡粉です。
全体あるいは部分的に厚塗りをする際に使用します。
粒子が荒く不揃いで剥落が少ないのが特徴です。

筆者は価格の手頃な下記の吉祥の盛上胡粉を使っております。
このいちばん安い盛上胡粉の残念なところは、荒く作られていますので
時折黒い貝の破片が混じっており、
塗ってしまってからピンセットで取らなければいけないことがあり、
それを取ると画面に穴が開いてしまうところが厄介です。
空摺りをする際に見つけたら取り除いておくのがポイントのようです。
吉祥のウェブサイトに、盛上胡粉は・・・

「天然カキの貝殻を風化したものを粉砕し、水干精製したもので、
日本画では重要な材料です。とくに、白色で粒子の細かいものが上物とされます。
また、特上品は人形の顔などを作る時にも使用します。

と書かれてありましたので、この吉祥の商品は牡蠣殻で作られたものと思われます。
(ほんとうに牡蠣殻を使っているかどうかについては記述がなくお店にお問い合わせください。)
触るとふわっとしたやさしい感触があるのが特徴です。

ナカガワ胡粉の胡粉です。
水飛胡粉はイタボ牡蠣の貝殻を10年間野ざらしにして石臼で挽いて作ったとあります。
上等の胡粉です。


ホルベインの胡粉
ホルベインの胡粉は天然カキの貝殻を風化し、水干精製したものです。


上羽絵惣の胡粉です。
精製度によってグラムあたりの価格が違います。
飛切は現在製造を中止しているそうです。
(胡粉ネイルにホタテ貝を使っているそうですが、画材の胡粉にどのような貝を使われているかについては記述がなくお店にお問い合わせください)
日本画に使うには価格が高いので、下地材というよりは人形など大事なところに使います。



上羽絵惣の現在は安全な胡粉ネイルで女性客を獲得し、がんばっておられるようです。
胡粉ネイルの類似品がでるほどですから、成功されているのでしょう。

雲母を入れて輝きを出された色もあるようです。


軽石(盛上)

軽石(かるいし、pumice、パミス)とは、火山砕屑物の一種で、
塊状で多孔質のもののうち淡色のもの。浮石(ふせき)あるいは浮岩(ふがん)ともいいます。
主に流紋岩質~安山岩質のマグマが噴火の際に地下深部から上昇し、
減圧することによってマグマに溶解していた水などの揮発成分が発泡したため多孔質となったものです。
栃木県の鹿沼土も軽石です。
(wikipediaより引用)

鹿沼土のように、軽石そのものは酸性です。
日本画の軽石は・・・筆者は使う機会がなく手元にないのでph測定していません。
もし盛上という軽石が酸性であった場合は作品の長期保存性が劣ると思います。

軽石(パミス)は西洋画だけでなく日本画の盛上として使われます。
おそらく三吉絵具の盛上は軽石ではないかと思うのですが、真偽はお店の方にお問い合わせください。


タルク(滑石)

タルクとは滑石のことで、珪酸塩鉱物の一種、あるいはこの鉱物を主成分とする岩石の名称です。
水酸化マグネシウムとケイ酸塩からなる鉱物で、粘土鉱物の一種です。
組成式は Mg3Si4O10(OH)2 です。ろうそくや真珠のような光沢をもち、
蝋石とよばれることがあります。
チョークの原料ともなり、モース硬度は1と柔らかい石です。
低品質のものは、アスベストを含有することがあるので不用意に吸入したりすることのないよう注意が必要でです。
(wikipediaより引用)


石膏(硫酸カルシウム、ジェッソ)

石膏(せっこう、gypsum、イタリア語でジェッソ)とは硫酸カルシウム(CaSO4)を主成分とする鉱物です。

日本には本物の石膏はイタリアからの輸入に頼っており供給が不安定で、
ホルベインのボローニャ石膏とクサカベピグメントソチーレ石膏が有名です。


白色顔料は商品によっては品質が一定ではなく色合いが微妙に異なりますので、気に入ったものがあればまとめ買いをされることをおすすめします。

第二十八回 日本画無料講座 膠の製造所 日本画画材

きょうは、膠について一緒に学びたいと思います。 

あるとき、三千本膠、濁りが気になったことはありませんか?
 ここぞというところで「あっ」というような膠のシミの地図になってしまいがっかりしたことがあるでしょう。
・・・今とはってはいつもより接着力の弱い膠があったりして手作り品の膠はすっかり思い出となりました。
そんな膠ですが、なんと昔の膠はもう少し透明度があったそうなんです。

 日本の和膠の生産は数年前、一時期深刻な危機に陥っていました。 
膠を作っていたところが閉店したのです。 
それまではふんだんに買えた三千本膠も、いまでは5本までしか買えません。 
思えば筆者はもったいない使い方をしておりましたが、それ以来、三千本膠は1本分を5個以上に小分けにして冷凍保存して使うようになりました。
 そんな膠について調べてみました。






近年新発売された三千本膠「飛鳥」 

今は三千本といえば一般人にはこの商品しか入手できないようです。








膠の製造所



 日本ゼラチン・コラーゲン工業組合

 www.gmj.or.jp
 膠を作っているところを探すならココ。




 宏栄化成株式会社 兵庫県姫路市

 www.koei-chem.com
 魚膠を作っている会社です。
 魚膠、日本画にも使えそうですね。




 墨運堂 奈良県

 www.boku-undo.co.jp
 鹿膠を作っているお店です。
 画用膠もあるようです。



 寺脇工業 兵庫県姫路市

 www.terawaki.jp
 洋膠を作られているようです。





馬場健商店
www.babaken.co.jp
昔ながらの膠を知る商店です。
HPに三千本と京上の違いについて書かれています。



清恵商店
日本で最後の三千本膠を作っていたところです。
閉店されました。


サン・オリエント化学
パール膠を作っていたところのようです。
何年か前に倒産したようです。


フェイスブック 膠の研究室
膠の昔について知ることができそうです。



膠の備忘録

牛膠だけが日本画用の膠ではなく、昔はさまざまな動物や魚の膠が作られ用いられていました。
よくわかる今の絵画材料」によると、なんと犬もトサツして膠にしていたようです!
今は動物は希少になり獲物ではなく保護対象であり、
家族の一員として可愛がる文化ですから、
愛玩動物で膠を作っていた(る)とはショッキングですね。
面相筆で重宝されますイタチも実にかわいい顔をしております。
筆なども小さな動物を殺して作ってますから・・・心が痛みます。
羊みたいになんとか毛だけをいただくことはできないのでしょうか。
考え直してほしいものです。
動物を殺さず作る筆、ぜひお願いしたいですね。
魚膠 ウサギ膠

話題は膠に戻り、
たまに○○じゃないと日本画じゃない!なんて人もいますけど、今使われている画材は昔のものとは全然違うのです。
昔の素材で日本画を描こうと思えば5年で車が買えてしまうかもしれませんね。


青木芳昭という先生が膠のレシピを考案されたようなので、ご著書を紹介したいと思います。
よくわかる今の絵画材料―絵画素材の科学  よくわかる今の絵画材料―絵画素材の科学

膠の事情と新しい洋膠のレシピについては「よくわかる今の絵画材料―絵画素材の科学」の第一章に詳しく書かれています。

みなさんもお手元にとってお読みになってください。

20150709

第二十七回 日本画無料講座 鉛白(顔料 絵具) 日本画画材

本日の日本画の無料講座は、鉛白という顔料、岩絵の具についてです。

鉛白

wikipediaから拝借しますと、鉛白(えんぱく、White Lead)は古代から使用されてきた白色顔料で、組成は塩基性炭酸鉛 2PbCO3Pb(OH)2です。

鉛白は、亀裂の発生が少ないことから、下地材として古くから西洋で用いられてきました。

硫黄化合物に触れると黒変します。

水溶性の絵具には向かず、油彩向きの顔料です。

毒性があり、人体に触れてはいけませんので扱いは注意してください。

鉛白は古代からシルクロードからの輸入に頼っておりましたが、日本ではじめて作られましたのは、692年に沙門勧成という人物によって作られました。

江戸時代においても鉛白はおしろいの粉として流通しており、中毒が発生していたようです。

昔の鉛白職人は手袋もない時代でしたから、鉛白を作っていた人の苦労と病が忍ばれます。

有毒な顔料の製造にどんな公害や職業病があったか今では容易に察することができます。


鉛白の顔料

鉛白の顔料です。これにテレピンとリンシードオイルなどを混ぜてペインティングナイフで練ります。
あるいはテンペラ画など動物のオイル分を含む彩色法にも用います。
日本画で人物画の肌におしろいとして使われる方もいらっしゃるかもしれません。


こちらは陶芸用の鉛白です。



本日の講座はここまでです。

お役に立てれば幸いです。


 

20150705

第二十六回 日本画無料講座 白土と水晶末(白色岩絵具) 日本画画材

白土

日本画における白土とは、ケイ酸やアルミニウムを主成分とする白色の土性顔料のことです。

古代における「白土」とは、白色の岩石の顔料「ハロリサイト」「カオリナイト(クレー=カオリン)」「白色粘土」で、壁画の塗料や、乾漆像にも下地材もしくは人物の肌の色として使われていました。

白土の性質は、現代の精製技術では白色度の高い顔料となり、発色をよくするために地塗りに好んで使われる方もいらっしゃいます。

厚めに白土を塗った表面はつるっとした感じで、水分をよく吸い込みます。

水分を吸収する性質から、厚めの白土に絵の具を塗ると、じゅわっと染み込むように気持ちよく塗れるところが白土の特徴です。

白土は吸湿性がありますので、多湿の環境は避けましょう。


 わじろ白土(250g)
 わじろ白土 原料は高陵石(カオリナイト)
【陶芸/陶芸材料/陶芸釉薬/釉薬原料/釉薬添加剤】 朝鮮カオリン 1kg
朝鮮カオリン 1kg
価格:486円(税込、送料別)
カオリン(精製品) 10kg


ケイ酸白土=シリカ=二酸化ケイ素(SiO2)で構成される物質

別府温泉の泉質でもあるシリカは、石英の主成分です。日本画では水晶末として使われています。

ケイ酸塩白土=シリケート=ケイ酸塩

火成岩、変成岩、堆積岩に含まれる成分。



ケイ酸を含む土いろいろ



白土の使い方

白土は、乳鉢で空摺りしてから使います。

小さな乳鉢よりも、Lサイズの乳鉢のほうがよく摺れます。



白土を取扱いの際は、呼吸器に入らぬようにしてください。

20150703

第二十五回 日本画無料講座 量り売り岩絵具の瓶詰の方法 日本画の描き方

岩絵の具、量り売りで買っておられる方がほとんどだと思います。

きょうは、初心者の方に、買った岩絵具を小瓶に入れる方法を説明したいと思います。

用意するもの

まずは下準備についでです。

つるつるとした紙を1色あたり、2枚用意します。

書道半紙が最適かと思いますが、使い捨てのクッキングシートや白い広告でも構いません。



岩絵具の移し方

適当に切った紙を、半分に折ります。

1枚は小瓶のしたに敷いておきます。

紙の折り目の上に、量り売りで購入した絵の具を少量置きます。

紙を半分に折るようにして、静かに小瓶に移し替えます。

たったこれだけのことで、簡単です。

こぼれた絵の具は小瓶の下に敷いておいた紙を、同様にして入れてやればよいのです。

1色ごとに紙を変えます。



なかには漏斗をお使いの方もいらっしゃるかもしれませんが、1色だけなら問題なくても、同じ漏斗をその際に使いまわして一度の作業で2色以上詰められるのは、おすすめできません。



おすすめの岩絵具の量り売りのお店

便利な絵の具屋さんを紹介したいと思います。

地方に住んでいますと、東京や名古屋、京都、大阪の画材の有名店に行くまでに数千円かかります。

都道府県に数件しかない販売店も、品揃えが悪く、ゆっくり吟味するには店舗の照明も暗くて色がわかりません。

結局お店の人に話しかけられて慌てて買った絵の具は思ってたのとは違った、なんてことがあったり、長い間、ショーケースの前で配色を考えながら立って悩んでいると、怪訝に思われたらそのお店には行きづらくなるかもしれません。

ネット通販で岩絵具が買えますので、送料もメール便であれば二百円台で済み、手軽です。

通販の悪いところは、直接目で確かめられないところで、「え、こんな絵の具だったの?」とがっかりすることが、たびたびあるということです。

そのデメリットがあったとしても、電車代やバス代よりも安価なデメリットですから(一両だけなら)、通信販売で買えるメリット(交通費がいらない、店に1時間かけてたどり着くまでに疲れない)は大きいと思います。

遠方の方は何度も足を運んで絵の具を買いに行かれるよりも、基本色はネットで揃えて、年に1度の贅沢として、有名店舗に行って高級な絵の具を仕入れに行くほうが、浮いた電車代で、そのときに遠慮せずにたくさん絵具を買えて、いいですよ!ナカガワの鳳凰岩絵の具なら、どこでも中身は同じですから。

絵具を買いいましたら、表計算ソフトで管理されることをおすすめいたします。

日本画の絵の具は種類が多く、買ったものを忘れてしまいますから!