20150623

第三回 日本画無料講座 スケッチに色を塗ろう 日本画の描き方

透明水彩の絵具と筆を揃えよう

日本画の写生を鉛筆で描いたら、主要な線以外は練消しゴムで消しましょう。

不要な線を消したら、次は、透明水彩絵の具で彩色します。

その前に筆と墨で輪郭を描いてもよいでしょう。

写生に色を付けることは、本番でどのように描いたらよいか、見るためです。

もし写生に色がなかったら日本画にどのような色を塗ってよいかわからなくなります。

写生に適した水彩絵の具は、「ハーフパン」という固形水彩絵の具が適しています。

固形水彩絵の具は、わざわざチューブをひねって絵の具を取り出す必要がなく、

パレットと絵の具が一体化していますので、手早く作業をすすめることができます。

まったくはじめての方のおすすめは、安価なものでよいでしょう。

筆は水彩筆を使います。







はじめての方におすすめの水彩画用品

水彩はまったくはじめて、色を塗るのは学校以来という方におすすめの道具を紹介します。



ホルベイン ケーキカラー 固形水彩絵具 透明 24色 セット

パレット付きでお買い得です。将来は上級を目指す方にも固形水彩絵の具に慣れておくことは必要です。
ホルベイン 透明水彩絵具 18色セット

チューブのほうが好きな方におすすめです。チューブタイプはお手入れが必要なので、使い切るまでにダメになってしまうリスクはあります。 同時に安価なパレット サクラクレパス パレット24色用も買われることを、おすすめします。

ホルベイン 透明水彩絵の具の一覧はこちらへ⇒
固形水彩絵の具 24色

ドイツのangora社の水彩絵の具です。ホルベインよりもデザインがよく、おすすめです。

初心者におすすめの筆セット

ヴァンゴッホ 水彩デザイン用筆  6本入りセット

このゴッホの筆は趣味のお絵かきであれば10年は持ちます。

価格も手ごろでとりあえず水彩筆が欲しい方におすすめです。


中級者の方におすすめの水彩画用品

5年、10年とやっていますと、ホルベインでは物足りなくなってくる人におすすめの水彩用品を紹介します。

ウィンザー&ニュートン ハーフパン 24色セット

透明度が高い透明水彩絵の具でプロも使用しています。価格も手ごろでおすすめです。

ウィンザー&ニュートンの透明水彩絵の具一覧へ⇒



ラファエルの筆

中級になると、ナイロン毛では物足りなくなってきますので、水彩にはラファエルの筆がおすすめです。ラファエルのコリンスキーの筆は繊細な細部の描写まで可能です。

ラファエルの水彩画筆の種類をチェックする⇒

水彩用 プラスチックW筆洗

筆洗い用のバケツは、このような白色のものをおすすめします。

白がよいのは筆がしっかり洗えたかどうか確認できるためです。

上級者の方におすすめの水彩画用品

シュミンケ ホラダム ハーフパン 24色セット

プロの方には説明不要とは思いますがシュミンケホラダムの透明水彩絵の具は発色、絵の具ののびがよく、精製度の高い透明水彩絵の具です。上質なため、価格も高いですが単なる日本画の下絵でも立派な作品に仕上がることがあります。

シュミンケホラダムの透明水彩絵の具一覧へ⇒


レンブラント水彩画筆

上級の方におすすめなのが、レンブラントの水彩画筆です。最高品質で繊細な描画が可能です。

レンブラント コリンスキー水彩画筆を詳しくチェックする⇒





対象物をよく観察し、薄い色から塗りましょう

水彩絵の具は、濃い色を塗ってしまうと、二度と薄くすることはできませんので、

ごく薄い色から塗っていきます。

植物の場合は、散りやすい花から塗っていきます。

塗り方は人それぞれの個性が大事ですが、大事なところはできるだけ細部までしっかりと塗りましょう。