20150629

第十九回 日本画無料講座 雲母の種類と使いどころ 日本画の描き方

きょうは、「雲母」についてみていきたいと思います。

雲母は、はじめて見たときはなんてきらきらしているのでしょう。

・・・と思い、先生に黙ってこっそり下地に混ぜてみたりして喜んでおりました。

今はあまり使ってはいませんが、キラキラする絵具素材について調べましたのでお役に立てれば幸いです。






雲母とは?

雲母とは、「きらら」「きら」とも呼ばれる鉱物の一種です。英語ではmicaと呼ばれ、きらきら輝くことが特徴の岩石です。

日本画で雲母は、ほんの少量を混ぜて画面をきらきらさせるために使います。

人間って光物に弱いですからね。

光ると手に入れたくなる心理的効果もあるようです。

雲母の使い方は、背景などに少量を添加したり、特定の部分にだけ混ぜたり、いろいろあるようです。
でもあまり背景に使いすぎると背景ばかりがキラキラして肝心のものが目立ちませんので気を付けたいところです。







吉祥の雲母

吉祥というメーカーが販売している雲母です。














吉祥パールカラー雲母

雲母に色とりどりに着色した絵具も売られているようです。
私はまだ求めたことはないのですが、目立たせたいところに使うと注目が集まりやすい効果が出るのかもしれません。

吉祥 水干絵具 光彩色10色セット 品番:2-20
吉祥 水干絵具 光彩色10色セット 品番:2-20
価格:7,252円(税込、送料別)







多種類の雲母の粒子

雲母も、粒子の大きさを区別して売られているところもあるようです。
メーカーはわかりませんが、2番(荒い)、4番、6番(細い)があるようです。







MGパウダーとは?

MGパウダーとは、特殊なコーティングを施したガラス粉末です。
見る角度によって輝きが変わります。

耐久性はどの程度なのか、何をコーティングしているのか情報がほしいところです。








三吉店のパール絵具

メーカーや原材料は明らかではありませんが、パール絵具の量り売りがあるようです。
雲母に着色して作られた、とあります。


SCパウダーと、ケミカルホイルは透明フィルムを着色してキラキラさせたものです。

フィルムを着色とは、使い捨てるコンテンツ向けの素材のようですね。
イベントなどで日本画的なものをペイントする際に使えそうです。