きょうは、初心者の方に、買った岩絵具を小瓶に入れる方法を説明したいと思います。
用意するもの
まずは下準備についでです。
つるつるとした紙を1色あたり、2枚用意します。
書道半紙が最適かと思いますが、使い捨てのクッキングシートや白い広告でも構いません。
岩絵具の移し方
適当に切った紙を、半分に折ります。
1枚は小瓶のしたに敷いておきます。
紙の折り目の上に、量り売りで購入した絵の具を少量置きます。
紙を半分に折るようにして、静かに小瓶に移し替えます。
たったこれだけのことで、簡単です。
こぼれた絵の具は小瓶の下に敷いておいた紙を、同様にして入れてやればよいのです。
1色ごとに紙を変えます。
なかには漏斗をお使いの方もいらっしゃるかもしれませんが、1色だけなら問題なくても、同じ漏斗をその際に使いまわして一度の作業で2色以上詰められるのは、おすすめできません。
おすすめの岩絵具の量り売りのお店
地方に住んでいますと、東京や名古屋、京都、大阪の画材の有名店に行くまでに数千円かかります。
都道府県に数件しかない販売店も、品揃えが悪く、ゆっくり吟味するには店舗の照明も暗くて色がわかりません。
結局お店の人に話しかけられて慌てて買った絵の具は思ってたのとは違った、なんてことがあったり、長い間、ショーケースの前で配色を考えながら立って悩んでいると、怪訝に思われたらそのお店には行きづらくなるかもしれません。
ネット通販で岩絵具が買えますので、送料もメール便であれば二百円台で済み、手軽です。
通販の悪いところは、直接目で確かめられないところで、「え、こんな絵の具だったの?」とがっかりすることが、たびたびあるということです。
そのデメリットがあったとしても、電車代やバス代よりも安価なデメリットですから(一両だけなら)、通信販売で買えるメリット(交通費がいらない、店に1時間かけてたどり着くまでに疲れない)は大きいと思います。
遠方の方は何度も足を運んで絵の具を買いに行かれるよりも、基本色はネットで揃えて、年に1度の贅沢として、有名店舗に行って高級な絵の具を仕入れに行くほうが、浮いた電車代で、そのときに遠慮せずにたくさん絵具を買えて、いいですよ!ナカガワの鳳凰岩絵の具なら、どこでも中身は同じですから。
絵具を買いいましたら、表計算ソフトで管理されることをおすすめいたします。
日本画の絵の具は種類が多く、買ったものを忘れてしまいますから!