20161209

日本画教室の選び方 日本画無料講座 第四十九回

よくわかる日本画教室の選び方

日本画をはじめようと思う方のはじめの第一歩、日本画教室の選び方です。日本画教室の選び方を間違うと、一生日の目を見ない人生となる可能性がります。

日本画教室には二つのタイプがある

日本画教室の種類には、大きな二つの特徴があります。それは既に成功された先生本人が開設なさっている日本画教室、次に、先生のお弟子様が日銭を稼ぐためや生きがいを求めて開いているローカルな教室です。

ただ楽しく過ごしたいだけの方におすすめなのが、地方の日本画教室です

日々の生活を豊かにする発見を日本画を通して学びたいのであれば、無名の方が教える日本画教室がおすすめです。そこでは競争もありませんから、雰囲気も落ち着いており、ただ絵を楽しみたい方におすすめです。そのかわり、手取り足取り才能のない日本画家の指導を受けることになりますので、将来への展望はありません。

プロ志望の方におすすめなのが、日展・院展に入選しまくりの日本画教室です

上昇志向の方におすすめなのが、成功なさった日本画家に師事することです。もちろん画風がありますから、その先生は自分にできることしか教えられませんので、先生と同じ作品が描きたい場合におすすめです。お金があれば、個人レッスンも受け付けてもらえます。実力がつけば、賄賂次第で画家になれることでしょう。身分階級による特別な縁故があるか、片岡鶴太郎のようにたくさんお金を払える人が、画家になりやすいです。嫌味を言ってるように思われるといけませんので、片岡鶴太郎の日本画、私は好きですよ(昔はギラギラした目が嫌いでした)。

お金が余っている方は、四年生大学の通信教育の日本画コースがおすすめです

ご職業をお持ちの方で、人生を豊かにしたい、老後は絵を売ってみたいので今のうちに美術を学びたいという社会人の方におすすめなのが、四年制大学の通信教育で日本画を学ばれることです。既に身を立てられている方におすすめのコースであり、どうしてもさぼりがちになりますので若い人には高い失業のリスクがあるコースです。自我が確立されている方が得するおすすめのコースです。まだ青いお子様は、強烈な個性をもつ先生にあしらわれ、百戦錬磨でリッチなおじさんおばさんおじいさんや奥方が先生のまわりを取り囲んで離さないため、将来を求める若者は教室の隅に追いやられ無能と化するリスクが高いです。未成年の方は無理をしてでも全日制に行かれることをおすすめします。

将来を重要視しないのであれば、大学で日本画を専攻されることをおすすめします

若い方の将来について、無職や低収入になるリスクを受け入れられるのであれば、四年生大学で日本画を学ばれることをおすすめします。女性で縁談や婚約が決まっておられる方にもおすすめのコースです。宗教や身分の高低に関係なく、親が既得権をお持ちの方に、おすすめのコースです。少々ひねくれた見解ですが、四年生大学の日本画コースで気に入られる子は細身の顔立ちが整った控え目な優等生タイプが多いように見受けられます。自我が確立しており自立心旺盛な方や、他人から愛されないタイプの人、迷いがありすぎてお悩み中の方は、このコースでは無職になるリスクが高いです。もちろん先生も欲深い方々が多いですから、それ相応のごますりが必要です。ごまをすってるうちに無能と化すこともありますので、本分を忘れないよう励みましょう。

モチベーションがあるなら独学もおすすめです

結局はモチベーションの問題です。やる気があれば、なんでもできるのです。ただし、日本画で成功するには成功のための人脈が必要です。日本画家といえば無欲で禅的なイメージがありますが、実は誰よりも強欲じゃないとできないものなのです。迷いがあっても四年生大学の日本画コースは卒業できますけれど、欲深くて狡猾な人ほど早く絵で生活できて、悩み深い人は大器晩成型、無欲な人は死後の評価になりがちです。

※このコラムは冗談半分のデタラメなので信じないでくださいね。